古い、でもここ何年も会っていなかった友達が来た。
Jロちゃんは結婚して名字が変わって、Sワラくんはもうすでに33歳だってさ。
駅で待ち合わせして、Sワラくんがバイクの後にJロちゃんを乗っけてうちまで来た。

帰りも駅までSワラくんのバイクで2ケツして帰って行った。

子供が出来るまでは、よくダンナのバイクの後に乗っかってあちこち行ってた。
最初はエリミネーター、そのあとclubmanに乗った。
clubmanはバイク屋のBニーちゃんが改造に改造を重ねたバイクだったので、アホみたいにマフラー音がうるさかった。
本当にアホみたいだったので、ダンナもあんまり乗らなかった。
エリミネーターはアメリカンタイプのバイクで、おじさんが乗るとかっこいい。ダンナによく似合ってた。
私の好みは「カマキリバイク」と呼んでいた、シートがカマキリのおなかみたいに長細いタイプのマシンで、今日Sワラくんが乗っていたLC400と言うのがそんなシートだった。
すごいかわいかった。
くそー、バイク乗りたいなー、と言うか、乗っけてもらいたい。

私自身は車の免許しかもっていないので、原付きしか乗れない。
中免か、せめて小型を取ろうと思いながら重い腰をあげられず、そうこうしているうちに妊娠したのであきらめた。

でも、乗っていたスーパーカブはとってもかわいかった。
古い古い、スーパーカブが発売された当初のモデルだったのだ。私よりちょっと年上のカブが、現役で走っていたのだ。エンジンはレース用のが積まれていたけど。
薄いチョコレート色で、ウインカーが横に細長い。
ホンダの公式サイトで「リトルカブ」のカタログを見ると雰囲気がわかると思う。
ギアも、
ロー→ニュートラル→セカンド→サード
と言う変速で、車が少なかった当時、セカンド発進ののんびりさで十分だったのだ。ローに入れるのも坂道発進の時とか、セカンドでは走りきれない道だけだったらしい。
そんなカブで、「ちっちゃいバイクツーリング」と銘打って、逗子までツーリングした思い出話が出た。
さすがに50cc(スクーターではない)だけで走っていたら危ないので、先頭と最後を250ccや400ccのバイクで固めて走ってくれた(海岸線をベンツにあおられて泣きそうだったらしい)が、そのカブは3リットルしかガソリンが入らないのに、給油を2回くらいしただけだった。
よく走ってくれた。
ああそう言えば、スーパーカブとかスポーツカブとかモンキーとかそう言うちっちゃいバイクだけで、フェリーに乗って千葉のマザー牧場まで行ったこともあった。
楽しかったなあ。今思えばものすごい無茶だけど。
それも妊娠したのを機に乗らなくなり、友達に売った。

はー子を出産してからバイクに乗るのが恐くなっていたのだが、今日JロちゃんとSワラくんを見ていたら、また乗りたいなあ、今度は小型を取りたいなあ、とすごく思った。
多分そう言うふうに思えるようになったのって、少しだけ、子供に手がかからなくなった証拠なんだろう。

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