DiaryNoteって、文中リンクを貼れないんだっけ?

「ちょんまげプリン」って映画の原作、絶対読んでたしレビューもしてた!! と思って、日記内検索をかけても出てこない。

おかしーなーおかしーなー、と最初から読書レビューを辿ってみたら、タイトルが違ってたー

http://16130.diarynote.jp/200705102336310000/
「ふしぎの国の安兵衛」のレビュー

でもこれ、絶対、映画のタイトルの方がぴったり。
タイトル付けた方秀逸です。

錦戸亮だし観たいな〜

「犬のいる窓 」

2010年7月10日 読書
平岩弓枝も現代物書くんだね。

うん、男が男を落とすには、まずは胃袋をつかめって言う話。

ではないです。

獣医と犬の訓練士が、連続犬殺しの謎を解く現代ミステリです。

もうちょっと、獣医が、男らしいとよかったなあ…。
ねぐらって、土偏に時って書くのね。
どう言う成り立ちなのか気になります。

旗本三男坊の冷や飯食い、波之助の探偵帖。

時代小説は、シリーズで愛でるもののような気がする。
波之助の別の話が読みたい。
見よ、このシュッとした色男を!

時々、どーしても時代小説、って言う気持ちの時がある。
あんまり幕末の話は好きじゃないから、江戸の、庶民の生活が描かれているもの。

これはおもしろかったなー。
なかなかよかったですよ。
子供は怖い話が好きだ。

どうしてあんなに好きなんだろう。




金井田 英津子の描くイラストは、すごく怖い。

ほのぼのとした昔話イラストではない、闇と背中合わせの恐ろしさを持つやまんばが、怖い。
怖くて当たり前、だって小僧を取って食うための包丁を研いでるんだものな。

中を見ていると、背中を恐ろしさが這い上がる。

やまんばに追いかけられるシーンでは息がつまる。

耽美的である、と思うほど。

読む書く読む

2010年5月4日 読書
最近本の形式で活字を読んでない。

んじゃあ何を読んでるかったら、PCか携帯でweb小説です。恥ずかしながら。
しかし気が付いたことには、ランキングで上位のものってあんまりいいのがないね。心震えるようなね。
もともとランキングってあんまり信用してないんだけど、目につきやすいからつい、クリックしちゃうんです。
しかしガックリして終わる。

先日辿り着いたサイトさんは、2005年の更新を最後に、連載が途中で止まってるものがある。
日記は去年の3月からぱたりと途絶えている。
完結していないものを読むのは、もやもやが残るのでどうかなーと思いながら目を通したら、

世の中には知られていないだけでこんなに魂を掴み取られるような小説があるんだ、

と言うね。
長いシリーズ物だったので、URLを携帯に送って、サイトデザインが崩れるけどそこは気にせず布団の中で(目が悪くなるわ)ポチポチと読んでいたら、ふと気が付いたら、窓の外が白々と明るくなってた!!

いやーびっくりしました。

ひさびさに、何年ぶりかに、徹夜しちゃったよ。
次の日休みだったから出来たけど、仕事で子供も学校だったらアウトだ。

ストーリーに引きずり込まれて、わーっと嵐の中に巻き込まれたみたいな。
もう全然途中でやめられなかった。
登場人物一人一人、骨があって肉があって、そこに立っているのを作者が字で表現している、みたいなね、頭の中で造り上げたものを表現してるんじゃなくて、起きていることを読んでいるみたいなね、とにかく引きずり込まれたわけです。

本編は完結していて、その後の短いお話の中に途中のものがいくつかあるんだけど、その先が読めないことに身悶えする。


で、作者さんの日記を読んでいたら、なんか、続きがないことが、「それはもうしかたないかな」と納得してしまった。
と言うのも、集中して更新されているのが2年ほど、その後はぽつりぽつりとの更新。怒濤の集中の後、きっと、日常の方が大きくなったんだろうと思う。
私も出産、育児、出産、育児でようやく余裕が出てきたのが10年経って今頃で、その間は何かを書くのもせいぜいブログ程度で、日常の重さがバランス的に大きくなってしまうのはよくわかる。
作者さんの理由がどうなのかはわからないですけども、コメントにレスを付けるそのテンションも、「全て注ぎ込んで終わったものを振り返る」みたいな感じなわけ。
読んでる方はリアルタイムだから、盛り上がった気持ちのやりどころとしてコメントを付けているわけだけど、ああ、作者さんの中では今はそうなんだな、と読んでいて思ったのでした。


しかし本当に世の中にはすごい人が居るんだなーと思う。
実際に経験してることを書いてるんだろうか、と思ったんだけど、それだとすると作者さんは経済学部に行きながら医学部に行って銀行に勤めて研修医の生活を送って外為ディーラーをやって事務職をしながら秘書職もやり主婦でいながら客室乗務員でもあることになる。
経験してないとわからないんじゃないの? と言うような現場の空気、の表現力がすごい。
いやはや。
結構自分ではいろんな本や活字やwebの読み物を読んでる方だと思うけど、あんなぐっと掴まれてもみくちゃにされるような気分で読み続けたものってない。
ジェットコースターストーリーではないんですよ、話自体はジリジリと進むの。
だけど引きずり込まれ方が半端じゃなかったから、こちらの気持ちももみくちゃにされて揺れたんでしょうね。
ああもう本当にすごい。
そして集中の仕方がすごい。
その集中が続く人がプロの作家になれるんだろうね。
ひよ子が、この本の表紙を見て、

「…ママ! この赤いのなに!」

とびびっておりました。

「血だよ」

と答えたのですが、そうだよなー、小学校低学年には厳しい表紙だったかも。
悪いことしました。
さすがにはー子は、

「えー、はー子は赤川次郎で慣れてるもんねー」

と言ってましたよ。
赤川次郎を読む4年生。

はー子は、シリーズ物を追いかけるのが好きで、あるととりあえず1巻から攻めていきます。
学校の図書室にある、分厚すぎる(ダレン・シャンとかハリー・ポッターとかちょっとコワいもの)シリーズ以外はずいぶん制覇してしまったようで、今度は小学生向けに編纂された赤川次郎の10巻セットにハマりました。

これがかなりおもしろかったらしい。

ってなことで、少しミステリのおもしろさにも目覚めたはー子です。

でも、「はー子はママと趣味が違うからねー」と言って私が好きなタイプの本は読まない娘なので、こう言う密室ものとか、館ものとかにはまるかどうかはわからないですね。




有栖川さんの密室に対する愛を堪能したら、久しぶりに火村助教授ものを読みたくなりました。
そうかー、今は准教授か。
最近ミステリを読んでないなーと、「海のある奈良に死す」を読んでたら、「昭和三十年代生まれ」とアリスが言ってたわけなんですが、順当に年くってたら、火村もアリスももう50歳前後ですな。
今だに34歳の二人をいつ追い越しちゃったんでしょう。

ちょっとむかしのミステリを読むと、携帯がないからなかなか連絡が取りづらいし、公衆電話がずいぶんと重宝されていたことが分かります。
10年かそこらでなんていう変わりようでしょうね、ほんと。

「誰か」

2010年3月14日 読書
甘い、甘いよお姉ちゃん!!

と、長女でひねくれたワタクシめは思いました。

そんな妹ひっぱたいて叩き付けて蹴り上げてやれ!
と思いましたが、思うだけでやめました。



宮部みゆきはやっぱり時代物の方が好きだなあ。なんでかなあ。
実は「模倣犯」も読んでないのです。
あれ、ちょうどはー子妊娠中に話題になって、あの時はミステリ全般読めなかった。人が死ぬのがダメでね。もう全然大丈夫なんだけど、今度はあの厚さと字の細かさに躊躇してしまう。年ですわね。

宮部みゆきって、読み終わる直前くらいに、一瞬毒仕込むじゃないですか。
あれがね。
喉の小骨みたいにね、イガイガ残るのよね。
本当のラストのラストはほんわかと終わるくせに、だからよけい、残るのかもね。
宮藤官九郎の育児エッセイです。
クドカンがお父さんだったなんて知らなかったなあ。

読んでいて、すごく懐かしい気持ちになりました。
そうそう、こんな感じだった、私たちも。

なんだか遠い昔みたいな、子供達がちびちゃんだった頃。
でももっとぴりぴりしてた。
きりきりもしてた。
早く大きくならないかなー、
早く一晩ぐっすり眠れるようにならないかなー、
早く抱っこ抱っこって言わなくならないかなー、
早く一人で出来るようになってくれないかなー
って、ずっと思ってた。
余裕がなくて、ほんとしんどかった。

でも、今思うと、その頃って、しんどいながらもすごく満足してたと思う。
なにに?
子供がいる生活に。
子供に振り回される生活に。

子供なんてうるさくて嫌いだってずっと思ってて、うちは子無しだなーって思いながらも、子供のいる生活にどこかで憧れてた。
でもその憧れる気持ちに気が付きたくなくて、子供の存在自体を目の敵にしてた。
ほんと。

それが妊娠、出産で大変化した。
その、変化の過程を、読みながらなぞるように思い出してました。

夫が先に読んで、「なんか、クドカンってかわいいなあ」と言っておりました。
「懐かしい気持ちになったよ、こうだったよなー」って。

幼稚園に入る前のお子さんを持つ人よりも、子供が小学生になって、赤ちゃんを見ると無条件で「ああかわいい」と思っちゃうような、子育て一段落した人が読んだ方が、楽しいかもしれません。

それか、子供欲しいけどなんだか怖いし、と思っている方。
迷いが吹っ切れます。
クドカンがアホみたいにめろんめろんに親バカになっている様子を読むと、子供がいる生活っていいかも、って思うに違いなし。
タイトルと中身がなんだかちょっとそぐわない感じもしましたがw
さすが荻原規子、本当にものすごくおもしろかった。

主人公の泉水子[いずみこ]が感じている、自分が余りにも普通ではない感じ、一般的ではない感じ、そのことからくる孤独を悲しく思う様子がよく表れていた。

一つ残念なのは、台詞がね。
中学生はそうはしゃべらないんじゃないかなあ、という違和感をところどころで感じる。
登場人物の中学生が友達の親を、「ご両親はなんて言ってるの?」とは言わないと思うのよ。
せいぜい、「お父さんとお母さんはなんて?」程度じゃない?
読んだつもりで読んでなかったわぁ。

宮部みゆきの時代物はイイ!
もっともっと時代物を書いていただきたい。
大人なので、何日かかけて一気読みです。

今日は久しぶりに一人の時間があったので、午前中から子供が帰ってくるまで読み続けました。

いやー、いいね!

ごろごろしながら、全くなにもせずに本を読む幸せ。
お昼なんか冷凍のたこ焼きとティーバッグのミルクティだ。




前回、一巻のレビューでも書いたけど、正直なところ、BL臭はいらないと思う。
しかしどうも作者さんの好みでもありそうですね。
いやいいんだけどさぁ。
巻を追うごとにいかにもな描写が増えて、9巻はなんじゃそらだった。
おもしろいだけに、なんだか残念だ。



それから、以前からずっと思っていたんだけど、もうほんと、たくさんの本を読んで常々思うんだけど、主人公を取り巻く登場人物の中の、重要な役割を持つものに、金持ち設定が多過ぎ。

いいんだけどさ、わさわさとそう言う登場人物が増えてくると、有閑倶楽部かよ? って思っちゃったりするわけよ。



10巻で完結だそうです。
どんな結末かなー。

「少年八犬伝」

2010年1月23日 読書
なんだか時代がアナログだなーと思いながら読んで、発行年を確認したら2006年だったので、アナログな時代をよく書き込んでるなー、なんだかAKIRAみたいな世界観だなーと思っていたのですが、よく見てみたら、1990年代に発行されたものを、また装丁等を変えて発行したもののようです。

今この世界を描いたら、全く違うものになるだろう、と思う。

携帯とパソコンとインターネットにつながれた、この情報の行き交う世界では、少年八犬伝の世界は成り立たない。

なんだか懐かしい、昭和の匂いのするおはなしです。
どうーしても時代物が読みたくて、宮部みゆきのがいいんだけどなーと思いながら探してもほぼ読んでしまっていたので、お鳥見女房のシリーズ。

たぶんこれの前の一冊を読んでないけど、まあいいか。

時代物を大変に堪能しました。




私の好みとしては、幕末にさしかかる前の江戸が好きです。

幕末って一大ジャンルだけど、私は余り好みではありません。

市井の、庶民の話が読みたい。

次は御宿かわせみに戻るかなあ。

いやいや、宮部みゆきにもっともっと時代物を書いていただきたいです。
あっらー、ひさびさにおもしろいシリーズ発見。

ヤングアダルトのカテゴリのものらしいです。

以前働いていた小学校の図書室にもあったのだけど、その時は食指が動かなかった。

今回はビンゴでしたね。おもしろい。

何となく、そう言う時ってあるよね。読み時というか、頭じゃなくてなんだか身体が求めてるように手に取る時。

すっごくおもしろかったんだけど、時折、ライトBLを読んでるような気持ちになる。ヤングアダルトってこんなもんなの?

お尻がむずむずするというか、歯がもぞもぞすると言うか、私が読むからそう読めるのか。


読み始めに、かなりおもしろいからと、はー子に

「おもしろいよこれ!」

と興奮気味に勧めたんだけど、はー子はタイトル見ただけで、

「えええー怖いからヤダ」

と手に取らなかった。
妖怪レストランじゃないのよー、アレとは違うのよー。
と言ったがダメだった。


読み終わってみて、怖くはないんだけど、実際のところ、ヤングアダルトはやっぱり思春期を迎えた年代の子のためのものだな、と反省しました。

はー子にはまだ早い、というか、本人が読みたがれば別だけど、物語のおもしろさを理解出来る年代にまだないかもね。


今、2巻まで読み終わり、3巻は図書館にリクエスト中。早く連絡来ないかなー。

児童書の方の、香月日輪の本も読んでみようっと。
表紙見た限りでは、児童書の方のはいかにも小学生向けの怖いお話、って感じでした。
児童書とは言え、怖いものは本当に怖いからなあ。
猫のサバオが解決する、猫と犬行方不明事件。


なんだけど、最後がさー、やりきれなくてかわいそうな登場人物がいるのよ。

そこは、はー子も納得がいかなかったようで、

「なんかさぁ…かわいそうなんだよ」

と言う。

よかったよかったって終わったっていいと思うんだけどなあ。

子供向けが全てそうであれとは言わないけど、なんかねえ。
かなりおもしろかった!

はー子も

「ちょっと怖いけど、すっごくおもしろかった!」

と大絶賛でありました。

「天狗風」

2010年1月22日 読書
読売のね、朝刊小説がもうすぐ終わっちゃうよー。
つまんないつまんない。

おもしろかったわぁ。

この時代の漫画家さんって、波瀾万丈なのね。
なんかamazonでひっかからないねえ。楽天だとちゃんと検索されるんだけど。


読売かなんかの書評だったか、本の紹介だったかで、おもしろそうだなーと思って借りたんだけど、うーん、おもしろかったけどもうちょっと、と言う感じ。

はー子(4年)に読ませたら、

「ママの趣味とはー子の好みは違うんだよねー、半分までは読んだんだけどー」

と言われてしまいました。

ああそうかいそうかい。

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