宮藤官九郎の育児エッセイです。
クドカンがお父さんだったなんて知らなかったなあ。

読んでいて、すごく懐かしい気持ちになりました。
そうそう、こんな感じだった、私たちも。

なんだか遠い昔みたいな、子供達がちびちゃんだった頃。
でももっとぴりぴりしてた。
きりきりもしてた。
早く大きくならないかなー、
早く一晩ぐっすり眠れるようにならないかなー、
早く抱っこ抱っこって言わなくならないかなー、
早く一人で出来るようになってくれないかなー
って、ずっと思ってた。
余裕がなくて、ほんとしんどかった。

でも、今思うと、その頃って、しんどいながらもすごく満足してたと思う。
なにに?
子供がいる生活に。
子供に振り回される生活に。

子供なんてうるさくて嫌いだってずっと思ってて、うちは子無しだなーって思いながらも、子供のいる生活にどこかで憧れてた。
でもその憧れる気持ちに気が付きたくなくて、子供の存在自体を目の敵にしてた。
ほんと。

それが妊娠、出産で大変化した。
その、変化の過程を、読みながらなぞるように思い出してました。

夫が先に読んで、「なんか、クドカンってかわいいなあ」と言っておりました。
「懐かしい気持ちになったよ、こうだったよなー」って。

幼稚園に入る前のお子さんを持つ人よりも、子供が小学生になって、赤ちゃんを見ると無条件で「ああかわいい」と思っちゃうような、子育て一段落した人が読んだ方が、楽しいかもしれません。

それか、子供欲しいけどなんだか怖いし、と思っている方。
迷いが吹っ切れます。
クドカンがアホみたいにめろんめろんに親バカになっている様子を読むと、子供がいる生活っていいかも、って思うに違いなし。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索