「ママの狙撃銃」

検索がうまくいかない。
和書で出てこなくて、ショッピングで出てきた。なんでさ。

「ママの狙撃銃」
帯につられて、ドタバタコメディかと思ったわけですよ。
だってこんなふうに書いてあるんだもの。

　世界の平和より、今夜のおかず
　　福田曜子は二人の子を持つ主婦。
　　夫の孝平は中堅企業のサラリーマン。
　　ふたりは、ごくふつうの恋をし、ごく普通の結婚をしました。
　　ただ一つ違っていたのは……

この惹句を読んでね、重い中身を想像出来ないと思いますよ。
表紙イラストだってね、ピンクのポップなイメージですよ。
いつになったらドタバタが始まるんだろうと半分まで読んで、これはもしかして騙されたんじゃ…と気が付いたわけですよ。

頼むよ、軽いドタバタを読みたくて手に取ったのに、なんで鬱にならなくちゃならないんだよ。

プロフィール見たら、「明日の記憶」の作者じゃないかよ〜〜〜！
知らなかったよ〜〜〜！

これは出版社がいかんと思う。
間違ってるよ。

中はおもしろかったよ。
鬱になるくらい、引きこまれましたさ。
母親は狙撃手には向かないよ。

----追記　10/19----
昨日の新聞広告にこの「ママの狙撃銃」の文庫が載ってたけど！
「長編シリアス（だったかアクションだったか）・ハードボイルド」って書いてあったよ！
表紙イラストは、ハードカバーでは裏表紙に使われてた、少女が機関銃を抱えている絵だったよ！
やっぱりなー、やっぱりなー、あの帯とイラストは違ったよな！