小学高学年〜向け

なかなかおもしろかったです。
主人公の女の子と母親(は夫を亡くして古道具屋を細々と営んでいる)のところに、緑のクリケットの格好をした、年齢不詳の男が転がり込んでくる。

MCCと名乗った男は、店の商品にまつわる(と聞こえる)話を、客にする。
客は話に引き込まれ、壊れた柱時計やライティングディスク、チャイナボーンの皿などを購入していく。

一章ごとに品物が一つ、お話も一つ。
作中作がまたおもしろい。
ぎゅっと詰まった短編が読める。

最後の章はMCCの正体が現される。
そしてラスト、物語の最後は、昔読んだSF(サイエンス・ファンタジーのほう)みたいだった。
たんぽぽ娘とか、ああいう感じの。

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