「精霊の守り人」に続く、第二弾。

バルサの、幼少期が明かされる。
どれほど醜い陰謀に巻き込まれていたのかも。

誤解、憎しみ、怒り、やるせなさ。
権力のために真実がゆがめられ、おとしめられたジグロ。

全体的に、トーンとしては沈んでいる。
読んでいて胸が痛くなる。
その中でもバルサは強い。
自分の中の怒りや憎しみを見、傷口から吹き出す痛みも受け入れる強さを持つ。

子供よりも、たぶん、生きている痛みを知っている大人の方が、おもしろいのではないだろうか、とも思ってしまう…

ISBN:4035402109 単行本 二木 真希子 偕成社 1999/01 ¥1,575

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