「つくも神 」

2008年2月17日 読書
小学校高学年向けの本の中には、小さい頃の自分に戻ってどきどき不安になりながら読んでしまうものがある。

うーん、すっかり忘れていたけれど、そうだった。子供の頃ってこう言う考え方してた。
親への不満とか。

大人なのに、こう言うことが書ける人ってすごいなあ、と単純に思う。

まあそれはさておき。

お話としては、好きだなーこう言うの。
大人になってからぜひ、京極夏彦とか畠中恵とか読んでね、と、これを読んだ子供たちに言いたい。

それから最近の本を読んでいると、「問題の一番大きいのは解決するけど、生活の些細な問題やトラブルは解決しないまま終わる(あるいは説明されずに終わる)」ことが多い気がするんだけどどうだろう。

実際に、生きていると、そうだもんな、一度に何もかも円満に解決しました! 何もかも万事OKです! ってことないもんな。
そして幸せに暮らしましたとさ、と言うのは一つのカタルシスでもあると思うが、その嘘っぽさを受け入れられなくなっているんだろう。私も含めて。

ISBN:4591083373 単行本 岡本 順 ポプラ社 2004/11 ¥1,365

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