とりあえず、正月に読んだ本。

上遠野って、読めますか。最初見た時、私は読めませんでした。「かどの」と読む名字です。

それはさておき。

とても「今どき」の、小学生向けだなと思う。
あれに似てる。
教育テレビで時々やる、天テレの後だか前だか、小学生向けのドラマあるでしょ、「ふたご探偵」とか、ああいうの。

それがいいとか悪いとかじゃなくて、そう言うタイプのミステリでした。

小学生の、中〜高学年の子たちが読む本って、学級担任の影響も大きいと思う。
本が好きな担任を持つ子供たちは、総じて本が好きになる。

私が関係している小学校の、5年生のあるクラスは担任が江戸川乱歩が好きで、そこから少年探偵団シリーズがブームになっているらしい。

そこで、そのブームを一過性にしないためにもミステリーランドですよ先生!

私は、毒になる成分がなければ、薬にはならないような軽い読み物(この本のことではないですよもちろん)でも、子供たちが本を読むようになるんならそれもいいじゃないかと思う。

そこから、活字を追う楽しさを知ってくれれば、いいのだ。

この講談社のミステリーランドは、ぜひとも小学生のうちに読んでほしい。
ゾクゾクするような、非日常的な「冒険」も、もしかしたら自分にも起きるかもしれない奇想天外なドラマも、思春期に一歩足を踏み出しかけている年代の子供たちには必要なものだ。

ISBN:4062705826 単行本 上遠野 浩平 講談社 2007/03/30 ¥2,100

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