小学校って、今は1年生からパソコンの授業がある。たまにだけど。
学校にも、地域にもよるのかもしれないけど、はー子の学校はそうだった。

うちではほとんどパソコンを触らせていない。
前はサンリオサイトでゲームさせたりしてたけど、引っ越ししてからはまったくだ。
はー子もひよ子もそれほど触りたがらないのもあるけども。

以前にも増して夫のパソコンでの仕事率が高くなったのが一番の原因だけど、正直な所もう少しゆっくりでもいいんじゃないのそう言うの、とも思っているからだ。

私自身、まだテレホーダイも出始めの頃の、テキストチャットで半引きこもりから脱出できたという経験をしているが、でもその頃とはあまりにもかけ離れたネット世界に、まだ子供をさらせない。

さて、それをふまえてのこの本。

すごくためになった。

ネット上でのトラブルだけが取りざたされがちだが、子供たちが事件を起こす背景は、「ネットに繋がっているから子供が問題を起こした」のではなく、「家庭環境に問題のある子供が、ネットと言う表現手段を手に入れた」ことが大きい、のだという。

筆者は他に、子供にはなぜファンタジーが必要なのか、を説く。

デジタルの世界と、ファンタジーは相反するようだが、ファンタジーを手にするための手段として、デジタルな世界があってもいい。
けれど、一番大切なのは本を読むこと。だそうだ。

この本は、うまくまとめようとすると、筆者の言いたいことがちゃんと伝わらずに終わってしまうような気がする。
だからもうこれは、読んでみてください、というのが一番いいかもしれない。

子供とパソコン、子供とゲーム、「親が付いていききれない」子供たちのデジタル環境に、不安を持つ方がいたら、この本はおすすめです。

むやみに子供がパソコンを触るのを怖がらなくてもいいのだ、核になるものが子供の中に出来てれば、大丈夫なのだ、そのためには何が一番大事かを親が考えること。
そう考えることが出来る本です。

ISBN:4845110296 単行本 坂本 旬 旬報社 2007/05 ¥1,470

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