筆者は、内視鏡手術の第一人者。
年間の症例数も誇り、「自分は病気を治している」との自負があったそうだ。
ところがある時、「自分は病気を治している、だから本当なら病気の人は減るはずだ。だが、減っているどころか増えているような気がするのはなぜだ。医者は病気を治せているのか」と言う疑問を抱いたのだそうだ。

そこから、「こころ、気持ちが作っている病気というのがあるのではないか、ガンはもしかして、心因性のものもあるのではないか」と考え、帯津病院で、「あなたはなぜ、ガンになったと思いますか」と言う聞き取り調査をした。

その結果、ある考え方をする人たちは、ガンになる部位や場所が同じであることが多い、と言う結果を得た。

心が作るガンは、心が治す、と筆者は言う。
そのためには、ガンを作る元となったストレスから離れる必要があるけれども。

ここのところ、気持ちと体の関係性の本を読むことが多い。

読み終わって、そうか、では私は生まれ変わろう、体と心のために! とはやはりならなくて、いろんなことを引きずりながら生きている訳だ。

それもまあしかたのないことで、とりあえず今はそれでいいじゃないかと思いながら本を閉じたりするのだ。

ISBN:4391132397 単行本 土橋 重隆 主婦と生活社 2006/07 ¥1,365

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