いいですこれ。
何がいいかと言うと、「何に気をつければいいか」が具体的に書いてある。
子どもがとても理解しやすくなってます。

これを読んで、はー子は「ああなるほど」と理解したところがあるようだ。

不審者に気をつける ではなくて、

犯罪が起きそうな場所に気をつける。

確かにそうだ。
なんてったって、不審者がいかにも怪しい人ならともかく、普通のおばさんが危ないかもしれない、サラリーマン風のお兄さんが危ないのかもしれない、等々、どんな人だって不審者になりうる。
「知らない人は危険な人」と子どもたちが思ってしまったら不幸だ。

そうではなくて、犯罪を起こしやすい、許してしまいやすい場所には特徴があって、その特徴を子どもたちがつかめば、身を守りやすいと言うことなのだそうだ。

そして、万が一つかまってしまった時の対処法もわかりやすく書いてある。

図書館で借りた本だけど、これは買ったほうがいいな。
子どもが手に取って好きな時に眺められるようにしといたほうがいいな。

追記
いかにもと言う場所ではなく、
たとえば公園であれば
「フェンスに囲まれている」
「コンクリートの塀に囲まれている」
「高い生け垣に囲まれている」
「何にも囲まれていない」
の中で安全なのは「フェンスに囲まれている」公園。
「何にも囲まれていない」公園は安全なように思うけど、反対にどこからでも誰でもが入れるので、危険。
と言う認識をするのだそうです。

事例が具体的に、子どもにわかりやすいように書かれているので、親も子も「なるほど」と理解しやすい。

こう言う本は、学校図書室にも何冊か置いておくとか、クラス文庫に置いておくとかするといいかもしれませんね。
どちらかと言えば低学年〜中学年向けだから、高学年向けのものもあるといいなとおもいます。
性犯罪から身を守るために、どう言う点に気をつければいいかとか。

一つ参考になったのは、万が一、車などに連れ込まれそうになったら

「自分がいた証拠を残す」こと、だそうです。
靴を片ほう脱ぎ落とす。
ハンカチを落とす。
とにかくなんでもいい、そこに自分がいた証拠を残すこと。

親が守るには、悲しいことに限度がある。
自分で自分の身を守るために、知っておかなければならないことがある、と言うことを子ども自身がわかっているのといないのとでは、大きな違いがある気がします。

しかしなによりも、こんなことを心配せずに住む世の中になってほしい。
切に。

ISBN:4487801850 単行本 小宮 信夫 東京書籍 2007/06 ¥1,260

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