「教室の悪魔 」

2007年10月19日 読書
見えない「いじめ」を解決するために
と言う副題が付いている。

はー子の小学校は、のんびりした雰囲気のところだと思う。
5月から、自宅から車で30分ほどのはー子のとは違う小学校で週二回仕事(と言うかほとんどボランティア)をしているのだが、その小学校と比べるとかなりのんびりしている。
雰囲気も明るいし、いい学校の方なんじゃないかな? と思う。

それでも、何年か前、学校にいじめがあって以来、新年度に変る際、必ずクラス替えがある。
5年生から6年生へ上がる時だけ、修学旅行のことを考えて持ち上がりなんだそうだ。

子供たちの世界は、こんなに陰湿で、苦しい、逃げ場のないところになっているんだろうか。
もしはー子が、ひよ子が、こんな目にあったらと想像するだけでぞっとする。
そして、被害者ではなくて加害者になることだって、あり得ないことではないのだ。

週二回小学校へ通い、保護者としてではなく、学校関係者として職員室へ出入りしていると、本当にいろんな話を聞く。
教師って、担任を持たない専科の先生も、いろんなことを見てるんだなーと感心していた。
けれど、教師の目に見えるのは、目に見えやすい「問題行動を起こす子」であって、巧妙ないじめではないのだ。

そうか、そうなのか、と、頭を後ろから殴られたような衝撃を感じている。

ISBN:4591095940 単行本(ソフトカバー) 山脇 由貴子 ポプラ社 2006/12/21 ¥924

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