今度のたつみや章は少女が主人公だ!

読みきりかと思って借りてきたら続いてしまった。
続きが気になって仕方がない。

もし、少女としての理想を挙げよと言われたら、イサナはかなり理想に近い。

女の子ぶらず、
利発で、
自分を律する精神力と、
聖なる巫女の力がその血に宿り、
おきゃんで、
取り繕わず、
正直で、
勇ましい。

思春期の入り口に立った少女の、大人になることへの反発と、淡く異性を意識し始める気持ち。

ステレオタイプの「男の子みたいな女の子」ではなく、ちゃんと成長過程を歩んでいる、子供から少女へと変化し始めている女の子。

イサナが本当にかわいい。

「月神の統べる森で」シリーズも、その前の「神様シリーズ」(未読だけど)も、主人公は男の子だったように思う。

どこかストイックで、生真面目なポイシュマたち男の子に比べて、イサナは本当に楽しそうだ。

「月神」シリーズではなんとなく、真面目に読んで、いろんなことを考えてしまったが、「イサナ」はひたすら読んでいて楽しかった。

はー子が小学校の高学年になったら、読んでくれるといいなあ。
イサナと一緒に冒険したらきっと楽しいだろう。

ISBN:4062134225 単行本 たつみや章 東 逸子 講談社 2006/05/11 ¥1,680 

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