図書館で、ふと目についた。
一度手に取って、借りようかどうしようか迷い、本棚に戻しかけ、岸本葉子の名前を見てもう一度手に取り、パラパラとめくってみて借りることに決めた。

アトピーになってから、こころと体の関係性に思いを馳せる。
子供の頃は、漬け物の樽に手を入れて漬け物を取り出す(東北なので漬け物を大量に漬ける)と、激しく痒かった記憶があり、大人になると母親のように平気になるのだろうか? といつも羨ましく思っていたが、その程度で特に肌が弱いと言う意識もなかった。

大人になってからのアトピーは治りづらいと言うが、それは、それまで生きて来た中で体に溜まっていった、怒りやストレスや精神的なひずみがある時出現するからなのではないかと考えている。

「腰痛は怒りである」を読んだ後も感じたのだが、腰痛のみならず、アトピーも、原因がはっきりと特定出来ない生理痛も、精神の澱が、体の症状として出ているのではないだろうか。

また、この往復書簡集の中の終盤で、「霊性」「トランスパーソナル理論」等の、つい最近読んだ「呪いの研究」の中でも重要とされた言葉が見られ、一度気にしだすと次々と連想されるものが出てくる、この事象がおもしろかった。

それにしても、お坊さんと言うのは大層な智慧を持っているのだなあ…と感動とともに尊敬の念さえ浮かんだ。

玄侑宗久の他の本も読んでみようと思う。

ISBN:4120038025 単行本 岸本 葉子 中央公論新社 2007/02 ¥1,470

コメント

ふみ
ふみ
2007年8月8日8:51

こんにちわ(笑)
入院してる、ねーちゃんが本が好きなので、何か持って行ってあげようと思っているんだけど、さっぱりどんな本がいいのか、思い浮かびましぇん(涙)
そこで、沢山本を読んでいる密柑ちゃんならば!と思いコメントです。
何かおススメがあれば教えてくださいまし。

蜜柑
蜜柑
2007年8月8日10:43

私なんかで役に立つとは到底思えないんだけど、ふみちゃんのためなら! とない頭しぼって考えましたが、手術が終わったばかりのお姉さんに向きそうな本は考えつかなかったよー。ゴメン。

ただ、この「わたしを超えて いのちの往復書簡」は、お姉さんが退院なさって、少し気持ちが落ち着かれた、あるいは、入院中でも今の気持ちを支えてくれる本が欲しいと思われた時に読むにはいいかもしれません。
この本の中に、内視鏡の手術の名医さんが、西洋医学のありように疑問を感じて、「どのような性格や生活態度が、どのような病気を導くのか、統計的な根拠に基づく学問」に転身されたと言うお話が載ってました。
アマゾンで検索したら、そのお医者さんの著書がありました。
「ガンをつくる心、治す心」 土橋重隆 主婦と生活社

私もすごく興味があるので、読んでみようと思ってるんだー。

入院中は軽い読み物がいいのかなあ。
岸本葉子は何冊かガンに付いての著作があるけど、お姉さんが読みたければ、「がんから始まる」(私は未読)と言うのもあります。

でも写真がきれいな雑誌なんかが、今は一番気が楽じゃないかな?
役に立たなくてゴメンー。

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