時代背景があまりにも違ってしまっていると、肝心のトリックやアリバイ工作が理解出来なかったりするんだが、でも好きなのだ、E・S・ガードナーのペリィ・メイスンシリーズ。

そう言えば、私が小学生だった頃、すごいアリバイトリックがあった。
小学生向けの雑誌の付録に載ってた物だったが、犯人Aがある人物と電話で話していた。だからその犯行を犯せないはずだ、と言うアリバイだったのだが、実は、共犯者Bが、犯人Aの部屋にある二台の電話の受話器を互い違いにくっつけ、あたかも犯人Aが自分の部屋である人物と話していたように見せかけていたのだ!

って、言葉で説明するとわかりにくいな。

つまり、

犯人A→共犯者B  
     電話1┐ 
      └電話2
       共犯者B←ある人物

こんな感じで話していた、と。もっとわかりづらいか。スイマセン。

携帯電話どころか、部屋に2台も電話があるなんて! とのけぞった記憶がある。

そんな懐かしさを感じてしまったペリィ・メイスン。
秘書のデラ・ストリートが実に、ボスを敬愛し、細やかな気遣いが出来、美しさも完璧、と言うこれ以上ない女性なことにも時代を感じる。

ISBN:B000J94SBE − 尾坂 力 早川書房 1976/00 ¥378

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