RUN!RUN!RUN!

2007年4月30日 読書
去年(かな?)陸上を題材にした小説が結構何冊が出ましたね?

たぶん、そのうちの一冊。
ちょうど新聞で「時代の証言者」と言う連載があって、今取り上げられているのが元マラソンランナー。
なんとなく別々の媒体で同じような題材のものを読むと興味が深まります。

で、これは、うん、よい意味で「少女漫画みたい」でした。

天才ランナーが兄の死から自分の出生に疑問をもつ。
プライドの高さや孤独癖によって周囲から好んで孤立する主人公。
うーん、「王道」!って感じの展開です。
その分、一度読みだしたら止まらない。
最後は「へええええ」と言う終わり方でしたが、全部丸く収まってるわけではないところが、よかった。家族のねじれって、最後まで解消されなくって、年を取ってもきっと抱え続けるものなんでしょうね。

これ、来年の箱根駅伝の前に読むといっそうおもしろいかもよ。
もし、読んでみたかったんだーという方がいらしたら、年末までとっておくことをお勧めします。

ISBN:4163254501 単行本 桂 望実 文藝春秋 2006/11 ¥1,500

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