アルバムの家

2007年3月10日 読書
女性建築家の人たちの、記憶の中の「家」とその間取り、家にまつわる思い出が書かれた本。

ちょっと想像していたのとは違った。
でも読むとそれはそれでおもしろい。

ただ、書いている人たちの年齢層が高いせいか、いまいち「ああ、そうそう、子供の頃は××だったよねえ」と言う、共感が得られないのが残念と言えば残念。

たぶん、一番下の方で40歳になるかならないか、生まれ年が書いてあるのだが、一番若い方で私よりも一つ上だった。

40〜50代・60代の方はたまらない懐かしさを感じるのではないだろうか。

どんなんだか見当がつかない、と思う人にはあれを想像してもらうといいかもしれない。
「リアルさつきとメイの家」
愛知万博で見た人もいるよねきっと。

私の一番初めの記憶の家は、玄関を開けると奥に長細い土間が通っていて、浴槽は丸くてタイル張りだった。風呂の床が、ではなく、浴槽がタイル張り。
風呂場自体がすごく暗くて、壁に牛の絵の描かれたお札が貼ってあった。

時々、親と「前の家は○○だったよねえ」なんて話をすることがある。
子供の頃に過ごした家と言うのは、どんなに年を取っても、大切な宝物であるに違いない。
その家が、もう無いと言うのであればなおさら。

ISBN:4385362734 単行本 女技会= 三省堂 2006/11 ¥1,890

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