初めて夢枕獏を読んだのは、たぶん高校生になってからだ。
バンパイアハンター・Dを読んだのが最初だったと思う。
そのあと、どうしてかこの本を買った。
猫と言う単語と、銀河鉄道の夜を彷彿とさせるような「オルオラネ」と言う名前。
それに惹かれたんだと思う。
奥付を見たら、昭和の日付で、昭和って、ええと、西暦で言うと何年だ? と一瞬頭が白くなる。
レビューは早川から出ているものを選んだが、私が持っているものは、コバルト文庫だ。
10代の頃これを読んで、はっきり言って理解出来なかった。
子どもだったのだ。
たかだか小娘が、言葉の裏の淫微な世界を理解出来るはずもない。
一度読んでそのままずっと引っ越しの時も持ち歩いていたのは、どうしてか手放す気になれなかったからだ。
なにが書かれているわけでもないのに、オルオラネと主人公に弾かれる猫たちのセッションの色っぽさよ。
猫の肛門に小指を当て、へその辺りをくすぐるとえも言えぬ声で鳴くのはなぜか、小娘であった私には想像もつかなかった。
夢枕獏って、こんなにおもしろかったっけか。
追記(2/4)
私の持っている本を確認したら、タイトルはひらがなで
「ねこひきのオルオラネ」
そして集英社文庫コバルトシリーズでした。
コバルト文庫にすらなっていない。
古いはずだ。
絵もなんか禿頭で髭もじゃのおじいさんと三匹の猫の絵で、決して女子高生の心をくすぐる表紙ではなかった。
ISBN:415030548X 文庫 夢枕 獏 早川書房 ¥673
バンパイアハンター・Dを読んだのが最初だったと思う。
そのあと、どうしてかこの本を買った。
猫と言う単語と、銀河鉄道の夜を彷彿とさせるような「オルオラネ」と言う名前。
それに惹かれたんだと思う。
奥付を見たら、昭和の日付で、昭和って、ええと、西暦で言うと何年だ? と一瞬頭が白くなる。
レビューは早川から出ているものを選んだが、私が持っているものは、コバルト文庫だ。
10代の頃これを読んで、はっきり言って理解出来なかった。
子どもだったのだ。
たかだか小娘が、言葉の裏の淫微な世界を理解出来るはずもない。
一度読んでそのままずっと引っ越しの時も持ち歩いていたのは、どうしてか手放す気になれなかったからだ。
なにが書かれているわけでもないのに、オルオラネと主人公に弾かれる猫たちのセッションの色っぽさよ。
猫の肛門に小指を当て、へその辺りをくすぐるとえも言えぬ声で鳴くのはなぜか、小娘であった私には想像もつかなかった。
夢枕獏って、こんなにおもしろかったっけか。
追記(2/4)
私の持っている本を確認したら、タイトルはひらがなで
「ねこひきのオルオラネ」
そして集英社文庫コバルトシリーズでした。
コバルト文庫にすらなっていない。
古いはずだ。
絵もなんか禿頭で髭もじゃのおじいさんと三匹の猫の絵で、決して女子高生の心をくすぐる表紙ではなかった。
ISBN:415030548X 文庫 夢枕 獏 早川書房 ¥673
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