いばらひめ

2007年1月17日 読書
日曜だったか土曜だったか、朝にテレビ東京をつけていると、ずーっとアニメをやっていて、その中に「おとぎ銃士 あかずきん」と言うのがあって(タイトルうろ覚え)、うちの子供たちはあかずきんちゃんは知っていてもいばら姫を知らない。
それではまずかろうと、図書館で探してみたら、美しい挿し絵の絵本がちょうどあった。

この人の絵の表紙の本を私、持っているなあと考えながら読んでやっていて、「ああ、新潮文庫のオズの魔法使いの表紙だ」と気がついた。

子供たちに「つむ」と言うのを説明するのに苦労したが、「つむぐ」と言うのは「つむ」と言う道具からきた動詞なんだろうか。
糸紡ぎとか子供たちはわからんもんなあ。
ハイジの、ペーターのおばあさんがおうちの中でくるくる回しながら糸を作ってるあれが糸紡ぎ、この本の中の「つむ」よ、と言おうと思ったのだが、まずペーターのおばあさんがやっていたアレを説明するのに時間がくいそうだったのでやめた。

ただ、文章が「からからとん とぬのをおるおとがしました」なのに、絵は糸を紡ぐ悪い妖精の姿というのはどうでしょうか。
布織ってないじゃん。
そこにあるのは機織り機じゃなくて糸紡ぎじゃん。

本によっては「糸巻き」と表現されてるのもあったよね、たしか。
ずっと糸巻きでどうやって指を刺すんだろうと思ってたけど、こっちの方だったのね。

あとはラプンツェルと、ヘンゼルとグレーテルあたりをちゃんと読んでやらねばならないような感じか。

話は飛ぶけれども、表紙とか挿し絵が、私が子供の頃と今とではずいぶん違っているものがあって、がっかりすることがある。

「長くつ下のピッピ」なんて顕著で、手に取って「こんなのピッピじゃない!」と叫びたくなることもある。
ピッピはあの、いかにもスエーデンと言う雰囲気の挿し絵がいいのだ。
やかまし村の絵がアニメ絵になったらおかしいのと一緒で、変えてはいけないものがあると思う。

子供が手に取りやすいようにと言う出版社側の配慮なのかもしれないが、まったくもって余計なことだ。

ISBN:4577015609 大型本 新井 苑子 フレーベル館 ¥840

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