読んでみると、こう言うのも嫌いではない。
押し付けがましさが無いのと、宗教くささが無いのと、指針がはっきりしているのとで、読んでいると楽だった。

義母が腹部を傷つけて入院し、ICUで一カ月。
結局は誤飲性の肺炎で亡くなった義母が、その一カ月の間に何を考えたのだろうか、亡くなった今、自分のしたことを悔やんだりしているのではないだろうかと考えてしまうことがある。

答えの出ない問いを抱えて、一人思い沈んでしまうことが辛かったのだが、少し楽になった。

私が求めているのは宗教ではなく、信仰であると思う。あるいは民俗宗教のように、もっとその土地に根差したもの。
私の核になるもの、支えてくれるもの、揺れ動かないもの。それが何であるかを求めて、本を読んでいるのではないかと思う。

ISBN:4120035964 単行本 江原 啓之 中央公論新社 ¥1,260

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