足踏みマシーン20分で汗を流し、シャワーを浴びて、さあ図書館でも行こうか子供たちよと体を拭いているときに、近くの公園に遊びに行かないー? 迎えに行くからさーと電話が来た。
行く行くーと返事をして、お迎えの車を待つ。
サキちゃんのお母さんが、お引っ越ししたために幼稚園から遠くなってしまい、しかたなしに転園したヒナちゃん母子を乗っけてうちまで来てくれた。
「ひさしぶりー」
「元気だったー?」
と挨拶を交わすが、長い夏休みが終わったばっかりで、転園しちゃってずいぶん会ってなかったね、と言う感じがない。
みんな久しぶりに会ってるって感じだったからね。
大きな遊具があるN公園まで行って、子供たちはひよ子も含めてだんごになってがんがん遊ぶ。
サキちゃんとヒナちゃんは仲が良くて、幼稚園にいる間はあと何人かでグループになっていて、はー子はそれほど一緒に遊ばないようだった。
ちょっと前までは、なんとなくはー子は引き気味で、二人の遊びに乗りきれなかったのだが、今回はなんだろう、ちゃんと自分の「押し」を通していた。へえー。
子供たちが4人で楽しく遊べていたので、親達はのんびりと、特に私は「ままもー、ままもいっしょにー!」とまとわりついてくるひよ子がいないので、久しぶりにのんびりとお母さん達で話が出来る。
サキちゃんのお母さんは大学生のお兄ちゃんが二人いる。だから私よりも年配。
ヒナちゃんのお母さんは、私よりもちょっと年上か。
今回ヒナちゃんのところが引っ越ししたのは、自分のお母さんと、ダンナさんのお母さんを呼び寄せて一緒に暮らすため。
夏休みのちょっと前に引っ越しをして、家の中は取りあえず落ち着いたらしい。
ほっとしてるのかと思いきや、「もー、疲れたよー。すごい痩せたよー。もうダメだーと思って、サキちゃんのとこに電話したんだよー」
「どーしたのよー」
「なんかさー、もうさー、母達の相手が疲れるよー。ダンナとダンナのお母さんはもとから折り合いが悪くてさー、ダンナはすごいイライラしてるしさー、私の母とダンナも合わないんだよー」
「えー…」
「相手への不満を私に言ってくるんだよー。もうしんどいよ」
…それはつらそうだなあ……。
「ご主人のお母さんっておいくつ?」
「88」
「そっか…。それは一人暮らしさせ続けるには心配なお年だよねえ」
サキちゃんのお母さんはおいくつなの? と言う話になって、「70過ぎてるんだけど、最近姉が出てっちゃってね」
「へ?」
「なんだかがっくり来ちゃってて、私が週に一編実家まで行って、病院とか連れててるんだけど」
「栃木だっけ? 車で?」
「ううん、車だとね、すごいお金がかかるのよー、一万円くらい飛ぶの。これは続かないなーと思って、電車で。3時間くらいかかるんだけどね」
あー…、本当に大変だ。
往復6時間か。
私は、義父も義母ももう亡くなってしまって、夫方の父母の介護を心配する必要はなくなってしまったが、私の実家が遠い。
片道6時間くらいはかかる。
今は父も母も二人とも元気だけど、どちらかが倒れたりしたらどうしたらいいんだろう。
二人とも、地域に根を張った暮らしをしているから、呼び寄せたらそれだけでがっくり来てしまうだろう。
親の介護について、幼稚園の母達と真剣に話したのはこれが初めてだ。
そう言うのって、もう少し先のような気がしていたのだが、あんまり遠い将来ではないのかもしれない。
家に帰ってきてから、しみじみと、「そう言う年齢なんだな」と思った。
行く行くーと返事をして、お迎えの車を待つ。
サキちゃんのお母さんが、お引っ越ししたために幼稚園から遠くなってしまい、しかたなしに転園したヒナちゃん母子を乗っけてうちまで来てくれた。
「ひさしぶりー」
「元気だったー?」
と挨拶を交わすが、長い夏休みが終わったばっかりで、転園しちゃってずいぶん会ってなかったね、と言う感じがない。
みんな久しぶりに会ってるって感じだったからね。
大きな遊具があるN公園まで行って、子供たちはひよ子も含めてだんごになってがんがん遊ぶ。
サキちゃんとヒナちゃんは仲が良くて、幼稚園にいる間はあと何人かでグループになっていて、はー子はそれほど一緒に遊ばないようだった。
ちょっと前までは、なんとなくはー子は引き気味で、二人の遊びに乗りきれなかったのだが、今回はなんだろう、ちゃんと自分の「押し」を通していた。へえー。
子供たちが4人で楽しく遊べていたので、親達はのんびりと、特に私は「ままもー、ままもいっしょにー!」とまとわりついてくるひよ子がいないので、久しぶりにのんびりとお母さん達で話が出来る。
サキちゃんのお母さんは大学生のお兄ちゃんが二人いる。だから私よりも年配。
ヒナちゃんのお母さんは、私よりもちょっと年上か。
今回ヒナちゃんのところが引っ越ししたのは、自分のお母さんと、ダンナさんのお母さんを呼び寄せて一緒に暮らすため。
夏休みのちょっと前に引っ越しをして、家の中は取りあえず落ち着いたらしい。
ほっとしてるのかと思いきや、「もー、疲れたよー。すごい痩せたよー。もうダメだーと思って、サキちゃんのとこに電話したんだよー」
「どーしたのよー」
「なんかさー、もうさー、母達の相手が疲れるよー。ダンナとダンナのお母さんはもとから折り合いが悪くてさー、ダンナはすごいイライラしてるしさー、私の母とダンナも合わないんだよー」
「えー…」
「相手への不満を私に言ってくるんだよー。もうしんどいよ」
…それはつらそうだなあ……。
「ご主人のお母さんっておいくつ?」
「88」
「そっか…。それは一人暮らしさせ続けるには心配なお年だよねえ」
サキちゃんのお母さんはおいくつなの? と言う話になって、「70過ぎてるんだけど、最近姉が出てっちゃってね」
「へ?」
「なんだかがっくり来ちゃってて、私が週に一編実家まで行って、病院とか連れててるんだけど」
「栃木だっけ? 車で?」
「ううん、車だとね、すごいお金がかかるのよー、一万円くらい飛ぶの。これは続かないなーと思って、電車で。3時間くらいかかるんだけどね」
あー…、本当に大変だ。
往復6時間か。
私は、義父も義母ももう亡くなってしまって、夫方の父母の介護を心配する必要はなくなってしまったが、私の実家が遠い。
片道6時間くらいはかかる。
今は父も母も二人とも元気だけど、どちらかが倒れたりしたらどうしたらいいんだろう。
二人とも、地域に根を張った暮らしをしているから、呼び寄せたらそれだけでがっくり来てしまうだろう。
親の介護について、幼稚園の母達と真剣に話したのはこれが初めてだ。
そう言うのって、もう少し先のような気がしていたのだが、あんまり遠い将来ではないのかもしれない。
家に帰ってきてから、しみじみと、「そう言う年齢なんだな」と思った。
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