見終わって、理解出来たような出来なかったような、もどかしい思いに悩まされたのを思い出す。
むせ返るような草いきれ、滴る水の匂い、鋭いまなざしのいかれた女。
「みんな夢の中」と言う歌を思い出す時、この映画を思い出す。
使われていたのだろうか？ この歌が？
それすらも思い出せない遠い昔に見たのだ。
そしてしんどいから、もう一度見ようとは思わなかったのだ。
いや、理解出来なかったから二度ほど見たような気がする。
そして二度見ても判らなかった。
今ならどうだろう。
もしかして、子供を産んで甘ったれなくなった今の方が理解出来るかもしれない。
年齢的には今の方がずっと離れているだろうに。
と、言うことで、るるチンから渡されたバトン。
とりあえず、4 だけ回答します。
4.Five songs(tunes) I listen to a lot， or that mean a lot to me
よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
・みんな夢の中/浜口庫之助
オリジナルの歌い手さんは誰なんだろう。
ハマクラさんの自作自演曲集で何度も聴いた。おおたか静流のみんな夢の中も好きだ。
・1974/TM Network
ラジオで初めて聴いた時に、いきなり魂を奪われたようになって、中学〜高校はTMに浸かって生きていた。TMNになったときに離れた。
・アンパンマン体操
20代の前半、ほとんど引きこもりで（当時はそう言う状態を示す言葉が無かった）神経症を患っていたのだが、これではいけない、と免許を取りに行っていた。その時の教官の中にきつい人がいて、ただでさえ人が苦手だった私には苦行だった。泣きたい気持ちで帰ってきて、夕方テレビをつけたら、ちょうどアンパンマンが終わったところであの陽気な歌が流れてきた。
♪もーしー じしーんをなーくしてー
くーじーけそうにー なーったらー
いっいっことだけ いっいっことだけ
おもいーだーせー
ぶわっと涙腺が緩んで、泣いた。
・息子/奥田民生
なんでかとにかく好きだ。
・見上げてごらん夜の星を/坂本九
10年も前に、古い歌い手さんのベストアルバムを買って聴くのが好きだった時があった。
ハマクラさんの曲はいい。素晴らしくいい。
だからか、夕方クインテットの、ふるーい歌シリーズはほとんど判る。
「上を向いて歩こう」も名曲だけど、「見上げてごらん夜の星を」もすごくいい。
☆おまけの一曲
・窓/小川美潮
上のを書いてから、ああこれも好きだった、と思い出した。これは思い入れがかなりあって、どうしてすぐに思い出さなかったのかわからない。
「4to3」と言うアルバムはどれをとってもいい歌ばかりなのだが、ヒッキーで神経症で対人恐怖症だった私に、「希望ってあるのかもしれない」「私の窓だって外へ向って開くのかもしれない」と思わせた歌だ。市川準が撮ったプロモーションビデオが本当に良くて、一編の映画のようだ。何度も何度もビデオを見て、そして梅干しのお粥が食べたくなった。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2001/04/25 ￥4，935
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