三つ首塔

2004年10月1日 読書
知らんかったー。ゴローちゃんって、上手なんだね!<八つ墓村
歴代の金田一耕輔の中で一番好きかもしれない。
思わず、「笑の大学」見に行きたくなりましたよ。
若村真由美もうまかった…。最後の抑えた慟哭にはぐっと来ました。

さて本題。
江戸川乱歩も好きですが、横溝正史も好きです。
一時期は横溝正史の時代物以外ほとんど揃っている本棚でした。
しかしずらっと並んだ背表紙があまりにおどろおどろしくて、まとめて古本屋に売ってしまった。
今は後悔しております。
やっぱり本は処分してはいけないなあ。

さて、横溝正史の中でなにが好きかと言われたら、マイナーですが「三つ首塔」です。
これ、ちょっと乱歩っぽい雰囲気があって、でもやっぱり泥臭い横溝正史で、エロっぽくてよろしい。
そして恐いんだよな。
金田一耕輔シリーズの中で一番、ぞくぞくと背筋が恐くなりました。

これを初めて読んだのが小学5年生頃。
父の本棚から拝借したものですが、読んでいるのを見られたときにえらく怒られました。
その当時は何でそんなに怒られるのか理解出来ませんでしたが、今ならわかる。
はー子やひよ子が小学生になって「三つ首塔」読んでたら怒るだろうな、私も。

本が手元にないのでうろ覚えだけれど、私が読んだ版は、長細い木箱の中に、裸体の女性が横たわっており、それを足の方から見ている構図の絵でした。
「三つ首塔」といえばそのイラストを思い出します。

ISBN:4041304067 文庫 横溝 正史 角川書店 1972/08 ¥580

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