あるミステリを読んでいたら、「死をどう定義する」と問われた主人公が、

「完璧なコミュニケーションの断絶」

と答えていた。

ああ、なるほどなあ、と思う。

自分が持つ、「身近な人に死なれる恐怖」のイメージそのままだ。

そして少し、自分が怖いと思っていたものの姿が見えたような気がして、楽になった。
なにを怖いと思っているかわからずに「怖い」と思うのは、その不安を増強させる。
幽霊の 正体見たり枯れ尾花
ではないけれど。
 
 
 
 
 
 
瀬良の日記を読んで、ふと思い出したこと。

はー子が、最近はやらないのだが、一時期、誰かに向って「あたし、」と言う時に、自分の胸に手をやることがあった。
例えば、「これ、誰がしたの?」とはー子に聞く。すると、相手の目を見ながら、「あたし、あたし」と言いい、何度も自分の胸に手をやる。
「自分」と言うもの「他人」と言うものを明確に区別するようなしぐさだった。


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