一度だけ緊縛ショー、見たことあります。

前出の「元緊縛師」のお友達で、マニア向けAVの監督Tさんの結婚披露宴に呼ばれたときです。
なぜに披露宴で緊縛ショー。
それは友人知人しか招待していないから。
Tさんがどの程度マニア向けかと言いますと、どうしてそれで欲情できるわけ!? と胸ぐらつかんで揺さぶりたくなる程度です。
いやちゃんと見たことないんだけど。
と言うか、正視に堪えなくて、見れませんでした。

で、まあ、そのTさんの披露宴です。
2階建てのきれいなスタジオが会場でした。ええ、AVの撮影用の。
宴もたけなわになったころ、階段の手前の天井に付けられた滑車の下に、全裸の女性と作務衣を来たひげのおっさん(現役緊縛師)が現れました。
スポットが当たったそこで、女性の体に縄が巻き付いていきます。
気がつくと、女性は片方の足を折り曲げた状態で滑車から逆さ釣りになっていました。
女性の顔には血が上り、赤く上気しています。
苦しそうです。
吊るされた体がゆらゆら揺れます。
皮膚に食い込んだ縄が痛そうです。
酒に酔った頭で、今ここで地震が来たらすごい恐い、どうしてあの女の人はあんな恐いことを引き受けられるんだろう? と考えていました。
実際、身体の自由を奪われ、逆さまに吊り下げられるのはものすごい恐怖だと思います。
相手を信頼していなかったら出来ないことです。
いつの間にかショーは終わり、ひげのおっさんが、体が自由になった女性の頭をぐいっとつかんで仰向かせ、深いキスをしました。

披露宴だし、若い新婦はダンサーでそのお友達もたくさん来ているので軽い緊縛で終わったのだと思いますが、私は感動して泣いていました。
恥ずかしながら、ショーの終わった二人に(私がいたところを通って控室に戻るところだった)「感動しました〜〜〜、すごいきれいでした〜〜〜、信頼してなかったら出来ないですよね、すごい信頼関係ですよね〜〜〜」とオイオイ泣いてしまいました。
緊縛師は「ありがとう。そうやってわかってくれるのは少ないんですよ」と答えてくれました。

緊縛ショーなんて見たのそれっきりですが、いい経験でした。
たぶん、ちゃんとお金を取るショーはもっとヘヴィだと思いますが。まあそういうのは見なくてもいいかな。

ところで、なんでそんな人の披露宴に呼ばれるわけ? と思われたでしょうが、元緊縛師の関係で何度か会って話したことがあって、ダンナが大道具で借り出されたりしたことがあったからなのでした。

しかしあれですね、変わった仕事してる人ほど博識で頭がいいのはなんででしょうね。
Tさんはそんな知識あっても役に立たないでしょう? と思うほど博識でした。

 
 
 
家様
エロ本、私が表紙だったらしいですが、朔夜さんのCG処理95%くらい入ってます。

 
 

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